自衛隊といったら(行軍)

本日は、自衛隊の中での行軍について話していきたいと思います。
なぜ、行軍なのかというと、私の中で一番自衛隊らしいと思っており、印象が強いからです。
私の思い出から、やや強調されるかもしれませんが、箸休めにでも聞いてくれたらと思います。

まず、前提事項として、行軍というのは、部隊において必須の能力であります。行軍の種類は、徒歩行進、車両行進、そのミックスとなります。行軍という場面設定は、任務の行う地域(攻撃や防御)まで、敵に私たちの戦術行動を隠すために、移動する形態となります。歩く場所が、車両が通れない地域または戦術行動を隠すなどから必然的に徒歩となったりします。歩く時間帯は、通常、夕方から出発し、早朝に到着するものです。速度は1時間あたり4キロを基準として、50分歩いて10分休憩の小休止、30分休憩の大休止があります。

私は、普通科(歩兵)部隊に所属していましたので、行軍については、必須で、第一線の部隊にいる頃は、定期的に行われていました。小銃を持って、荷物を背負って歩き、歩く間の食事、水分についても自分で持つこととなります。夜間を通じて歩くので、自衛隊あるあるで、寝ながら歩くことができるようになります。

汗をかくので、休憩の時に水分を補給するわけですが、これも飲み過ぎるとダメでバテてしまいます。なので、汗をかいた分飲むくらいを意識しながら水分補給をします。また、休憩時に下着、靴下類を着替えたりして、不快さを取り除きます。特に足は蒸れるとマメなどを作りやすいので、ベビーパウダーを振ったりして、なるべく乾燥できるように努めます。あと、時効だから話しますが、私は歩く時は、ポケットラジオを忍ばせ、こっそり聴きながら歩いていました。一度、大人数の参加した訓練の場面の行軍で、歩いてるところを写真を撮られ、ラジオを聴いていることがバレないかヒヤヒヤしました。(結局はバレませんでしたが。)

行軍のゴールが見えてくると、どうしても頭の中で考えてしますことがあります。それは「コーラ」を想像し、終わったら飲みたいと思うと、もう頭から離すことができなくなります。一人一人考えることは違うと思いますが、あのシュワシュワに惹かれてしまうんです。

今思い返すと、自衛隊やっているなぁと思う、訓練ナンバーワンは行軍だと思います。まさに自衛隊しかできないことを今やっているんだという感覚になります。私の中ではそう思っていました。

ということで、行軍について書きましたが、一般の方には理解しづらかったかもしれません。特に結論こうありきというものもありませんし。ここ最近の小説で自衛隊をリアルに描いているものがありましたので、紹介します。砂川 文次さんの『小隊』です。多分、漫画とかにもなっているので、興味があれば見て貰いたいと思います。元自衛官なので、やはりリアルだなと思います。小隊の中の場面だったと記憶してますが、行軍のところもリアルに描いていて、ここまで描いている人はいないかなぁと思います。

行軍とかの経験は、まぁ独立開業した仕事にプラスとはなりませんが、その経験は、精神的に活きてきたり、特殊な経験から話のネタになることもあります。苦しいことを経験してきたからこそ今があると思って生活しています。こんな話を週イチくらいで挟んでいければと思います。ありがとうございました。