やりたいことをリスト化してみよう

相続経験者を対象にした調査によると、相続資産の平均は3273万円にのぼる(2020年MUFG資産形成研究所)お金を貯めることや節約に熱心な日本人は死ぬ時が一番お金持ちと言われる。

死ぬまでに自分のやりたいことにお金と時間を使うリストを「バケットリスト」という。英語のスラングで死ぬことを意味する「キック・ザ・バケット」ということが名称の由来です。

まずは、資金や時間的余裕などを一切考えず思いつくまま希望を書き出してみよう。昔からやりたかったことや幼い頃の夢に加え、SNSで見たスポットに行きたいなど、大小どんなことでもいい。できるだけ多く上げてみよう。

バケットリストには真の願望が表れるという。どこかに行くことばかりという人もいれば、欲しいもの満載のリストを作る人もいるだろう。自分の希望が明確になれば、他の出費を抑え、集中してお金を使えるようになる。

次はやりたいことの実行性をあげよう。いつかやりたいではなく、実行する時期を決めよう。達成に最適な気候かどうかや、資金の準備期間などを考えると良い。
例えばカナダでオーロラを見たいのなら、オーロラの観測率が高い冬がいいだろう。そのための旅行資金は、洋服の衝動買いをやめて毎月1万円、5年で60万円貯めようなどと計画する。そしてリストには2030年冬などと記載し予定を組む。

現役世代には仕事を休むことがハードルになる人もいる。だがバケットリストで予定が決まれば、職場で早めに「この時期は休む」と宣言するといい。休むための準備を怠らなければ、職場の人も協力してくれるだろう。

問題は、資金だ。老後資金をいくら貯めても不安が消えない人がいるが、入居したい介護施設などを選んでおくと必要な資金の額がわかる。それを確保できれば安心して、残りをやりたいことを達成するために活用できる。

バケットリストは時系列に並べ、定期的に見直しを行う。予定が早くなったり、遅くなったり、新しい希望を追加することもある。さらに達成できたことだけを並べる「叶えたことリスト」も作成しよう。見るたびに実現した喜びが思い出され、満足感を何度も味わえる。まずは、リストを考えてみよう。

私は最近、YouTubeでバリ島で生活する動画をよく見るが、食事が美味しそうであり、海も綺麗で、ぜひ「バケットリスト」に入れて予定する時期に行きたいと思った。最近の会社員も休みを柔軟に取れるようになっており、無為に過ごすよりは、目標をたて、達成するために使うことができれば、より有意義となるし、生活が豊かになると思う。

(参考 日経新聞 令和7年7月26日より)