失効年休、どう生かす

失効した年次有給休暇(年休)を積み立てる特別休暇について、使用できる目的を広げる企業が増えている。病気の治療や育児、介護だけでなく、リスキリング(学び直し)や不妊治療など、社会の変化を踏まえたニーズに応えられるように工夫する。

丸井グループは今年度、過去3年分の失効年休を「ステップアップ休職制度」に充てられるようにした。就学や資格取得のための長期休職制度を拡充した制度で、キャリアの見つめ直し、趣味など「好き」の探究も対象に加えた。
人事部の担当者は「成長の後押しする環境をつくるため、本来は従業員の権利であった失効年休を活用することで収入面の支援を図った」と説明。

年次有給休暇は、労働基準法で定められており、付与された日から2年で時効となる。失効した年休を会社で買い取ることは、退職時に消化しきれなかった場合などを除き原則禁止されている。こうした事情もあり、失効年休を積み立て、使用目的を限定した特別休暇とする例が広がっている。
厚生労働省の意識調査によると、24年に失効年休の積立制度を導入している企業は計15.7%だった。従業員1000人以上の企業では計40.5%に上る。

導入企業が使用可能としている事由は、「本人の私傷病や治療」(94.4%)が最多だった。「ボランティア活動」(28.3%)、「不妊治療」(28.1%)、「研修への参加、大学進学など、スキルアップや学び直し」(19.1%)を認める企業も一定数あった。

企業に勤めている会社員は、自分の会社の制度に「失効年休」に関し、規定があるのかをよく確認して、活用できれば、是非、活用してほしい。
筆者は、1997年(平成9年)の就職の氷河期時代に就職をしたが、心の持ち用としては、戦うサラリーマンではなく、ゆとり世代に足を入れた、「ぬるま湯世代の会社員」であると感じています。年功序列を絶対的と考えず、まぁ何かあればいつ辞めてもいいかなと思って、公務員時代を過ごしていました。なので、今回の失効年休制度はすごくいい制度だなと感じます。ぜひリスキリングに使ってもらい、自分のスキルアップに繋げてほしいと思います。

(参考 日経新聞 令和7年8月18日より)