社会人から教員、1年で(大学院に新課程 27年法改正へ)

教員になれるハードルが低くなりそうだ。教職員になる人も少ない状態が続く中、なりたい人と学校側のニーズを汲んだ内容となっている。もし、会社員などで先生になりたいと思う人にとっては嬉しい改正となるだろう。

教員養成のあり方を議論する中央教育審議会の部会は9月1日、社会人が大学院に入り短期間で教員免許を取得できる新課程を創設したり、負担軽減に向け教員免許の取得に必要な大学の単位数を見直したりする方向性を示した。多様で優秀な人材を学校に呼び込む狙いだ。
中教審は来夏をめどに答申をまとめる方針。文部科学省は大学院における最短1年の教員養成などに向け、2027年の法改正を目指す。

現在は教員免許のない人が教員を目指して大学院に入った場合、学部の単位を並行してとる必要があり、免許取得までに3年程度かかる。同部会は1日に示した論点整理案に、大学院での学修で免許を取得できる仕組みの構築を盛り込んだ。

文科省は学士号を取得済みの社会人を想定し、大学院に入り1〜2年で免許を取得できる新課程を創設する方針。IT(情報技術)スキルや国際性を磨いた社会人など、多様な人材が教壇に立てるような環境づくりにつなげる。

教職の人気が低迷する中、論点整理案では「一人でも多くの優秀な者が教職を目指してくれるよう、(教員免許取得の)単位数の見直しも含めて検討することが必要ではないか」とも指摘した。特に教員養成系大学・学部以外の学生は教職課程の単位を追加で取らねばならず、免許取得の障壁になっているとされてきた。

文科省は学ぶ内容を精選し、単位数を削減する方向で検討。教員の質を担保するため、削減分は動画による自習で補うといった対策をとる考えだ。

(参考 日経新聞 令和7年9月2日より)