三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行は2026年にも、運転免許証などの身分証明書の画像を使った口座開設を廃止する。代わりにマイナンバーカードなどのICチップの読み取りを求める。偽造した身分証を使った口座の不正開設を防ぐため、警察庁が定める期限を待たずに前倒しでやめる。
警察庁は犯罪収益移転防止法の施行規制の改正に伴い、27年4月に身分証明書の画像を撮影して送信する手法を廃止する。日本経済新聞が3メガバンクに新たな施行規則に伴う対応を聞いたところ、3行ともに27年4月を待たずに見直すことを明らかにした。
ネット経由の口座開設では、運転免許証をスマホのアプリで撮影して銀行側に送付することで本人確認を完了するのが認められてきた。廃止後は口座開設の希望者はマイナンバーカードや運転免許証のICチップをスマホに読み取らせて本人確認する必要がある。
各行は26年秋などを軸に、口座開設者に占める撮影の割合もみながら具体的な廃止の時期を詰める。3メガバンクが前倒しで撮影による口座開設を廃止する方針を決めたことで、他のインターネット銀行や地銀でもICチップの読み取りによる本人確認に移行する動きが広がりそうだ。
あるメガバンクでは新規の口座開設の半分近くをまだ撮影が占める。総務省によると、マイナンバーカードの普及率は25年8月末時点で8割弱という。マイナンバーカードを持たない外国人などは口座開設が難しくなる可能性がある。メガバンク3行は店舗での受付体制を整備するなどの対応を検討している。
(参考 日経新聞 令和7年9月21日より)
身分証の画像で口座開設
