10月4日に議員等の投票により、総裁が決まる総裁選が始まっている。皆さんは興味があるだろうか?全体的には一般国民は投票権がないため、興味が薄くなりがちである。そして、誰が首相になっても同じという諦観の気持ちも存在する。かくいう私もあまり興味がない。よろしくないことだと思うが。今回は少し視点を変えて、各立候補者に対する市場の反応はどうなっているのかについて述べたいと思う。興味を少しでも持ってもらえればと思う。
金融・資本市場で自民党総裁選への注目度が高まっている。小泉進次郎農相が勝てば円高が進行するとの声があるほか、高市早苗前経済安全保障相なら株高・円安が加速するとの指摘が目立つ。日経平均株価が最高値圏で推移する中、相場の先行きを占ううえでも大きな焦点となりそうだ。
小泉氏は石破首相の財政健全化政策路線を引き継ぐと目されている。総裁選で勝てば、(高市氏の当選観測で株高が進んだ分)株価に若干の調整がありそうだと市場では小泉氏を石破政権との継続性に着目する向きが多い。
高市氏は19日の記者会見で「日本列島を、強く豊かに。」をキャッチコピーに経済政策を前面に打ち出した。核融合など先端技術の分野を挙げながら経済成長による税収増を目指す考えを示した。高市氏が勝利すれば対ドルで2円程度円安が進むとの分析も聞かれた。
林芳正官房長官は16日の出馬表明で「石破首相の気持ちを受け継いで国の舵取りをしたい」と述べるなど、石破路線の継続を志向する。そのため株式は売られ、債券、為替は共に当選時の値動きへの影響は限られるとの評価が大半だ。小林鷹之もと経済安全保障相と茂木敏充前幹事長に関しても市場反応は限られるとの見方が多い。
24年の総裁選では高市氏優勢を織り込んだマーケットが石破氏勝利で逆回転し、株価・円相場は急変動した。今回も同様の事態がありうるのか。10月4日の投開票まで神経質な相場展開になりそうだ。
(参考 日経新聞 令和7年9月23日より)
総裁選 市場の見方
